宇陀市長 金剛一智氏と対談|コロナ禍で地方分散のうねりにのる。【後編】


密でない、安全な暮らし。地方に分散するうねり。

金剛市長

SDGs。コロナに対応する知恵は、本気で持続可能なまちづくりを考えていくことにつながります。宇陀の経済が活性化すれば、移住定住する方も増えて、将来にわたって、いい環境をつくりあげていけたらと思います。

 

今は思うようにいかないことばかり。これまでたくさんのイベントを中止してきました。お祭りもできないし、運動会もできないし、今まで通りにはやっていけないのはわかっています。それでも手洗いうがいなど衛生管理を徹底して、工夫しながら「やらなあかん」と思います。



起業家を応援!宇陀市が古民家を買取って「お試し移住」を企画中

ありがとうございました。最後に、宇陀市へ移住を検討されている方へ、メッセージをお願いいたします。

 

吉住


金剛市長

宇陀市では、ロート製薬さんと起業する人を応援するネクストコモンズラボという取り組みをしています。宇陀市をフィールドにしてみなさんが本当の自分の夢に向かって取り組んでいることを、ロート製薬さんと市役所が一緒になってその方々を応援しています。

 

(以前、東くんが紹介した奥大和ビールさんもネクストコモンズラボの応援で起業されたとのこと)

 

また、近隣にお住いの方々も応援してくれています。「豊かな里山」という土地柄が影響しているのかもしれませんが、お住いの地域の皆さんがとても優しいのできっと応援してくれます。私も、市長になった時、奈良県庁から来たよそ者を快く迎え入れてくれました。どうか心配なさらずに宇陀にお越しになって宇陀で挑戦してただけたらと思います。もちろん、働く先は別で住むだけでも結構です。ちょうど明日の議会で提案しようとしている来年度の計画なのですが、「お試し移住」ということで、市役所が古民家を買い取って、テレワークがしやすい住環境の運営を企画しています。


おお!それは是非、提案を通していただきたいです!

吉住


金剛市長

なぜかというと、移住してくださいと言われても、移住って、正直すごく勇気がいると思うんです。移住して、失敗したとなると、経済的にも精神的にもダメージが大きいので、「お試し移住」という制度で、1週間とか1ヶ月住んでもらって、宇陀の地域をゆっくり散策してもらって、よかったらどうぞ!と。住居も紹介していこうと思いますし、役所として、暮らしに関するあらゆる制度を駆使して生活をバックアップしていきたいと考えています。そういえば、ちょうど先日ユーチューバーのカミワザさんから移住について相談がありました。もともと三人グループのうち二人が宇陀出身だったそうなんです。


いいですね〜、「お試し移住」住居が間借りできるのはきっかけになりそうですね。是非そのカミワザさんというユーチューバーさんにその「お試し移住」を試してもらって、フィードバックもらえたらいいですね!

 

吉住


金剛市長

そうですね。議会で通るように努めます。


職業に関しては何か支援策はありますか?

吉住


金剛市長

宇陀は農業・林業、それを加工した事業に人気がありますね。そうした仕事をされている方とのマッチングも是非「お試し移住」のなかで取り組んでいきたいですね。


素晴らしいですね!宇陀市は年々人口が減っているので、移住される方が増える取り組みは是非応援していきたいと思います。人口減少は、宇陀市にかかわらず、どこの地域でも問題ですよね。その中で大都市圏でも空き家問題が年々深刻化するなかで再来年に生産緑地法の指定解除で宅地化が急増する「2020年問題」について、宇陀市ではどのような対策をされていますでしょうか?

吉住


金剛市長

農地を維持しようということでしたら、宇陀市はぴったりな地域ですね。農地付きの住宅というかたちで若い方にもしニーズがあれば是非挑戦していただきたいです。


ただ、農地については、ちょっと移住してちょっと農業してみたいなんていう方に農家として1,000平米以上土地を購入するというのはハードルが高いですよね。例えば、農業法人に出勤するという形で、農地を所有しなくても農業はチャレンジできますよね。

吉住


金剛市長

はい、宇陀のある農業法人では農業の後継者を育成するということで研修制度も作られています。そこで育った方の農地のコーディネートも支援されています。そうしたところで活躍していただくのもありかと思います。宇陀市の皆様は、私が市長として就任する前からすでに農業の後継者を育成するため取り組んでこられてきました。なんというか、皆さん本当に地元愛がすごくて、それは選挙で回っていた頃に感じたことなのですが、自治の精神、自分たちのやることに誇りを持って取り組まれている方がたくさんいてて。そうした方は、移住を検討されている方が真剣に学ぼうという姿勢があるなら、とことん成長するための応援は惜しまないと私は信じています。


意地悪な質問かもしれませんが、もし移住してきた方が、農業で失敗した場合、職業斡旋など、宇陀市として何か対策はありますか?

吉住


金剛市長

そうですね、私がやりたいのは宇陀市にあるいろんなジャンルの事業所さんが出展される「宇陀市版職業フェア(宇陀で働こう)」ですね。就職を希望される学生さんを集めてイベントをやってみたいです。地元の事業所さんは人手不足がずっと続いているので、後継者を育成するためにも若い方が移住してきてくれるのはとても歓迎してくれると思います。


秘書の方:お時間になりました。

 

 

本日はお忙しいところありがとうございました!

吉住


金剛市長

ありがとうございました!


対談を終えて

 

いかがでしたでしょうか?金剛市長ほんとに物腰が柔らかく、話しやすい方でした。私はあらためて、今住んでいる宇陀市が魅力的で、伸び代がいっぱいなことに気づかされました。若い方が、夢を持って挑戦されることを私は尊く感じています。コロナ禍で思うようにいかない状況でも、希望を持って前に進む。自分もそうありたいですし、前に進む人を応援していきたいです。私は保険を通して暮らしに安心を届けることしかできませんが、宇陀市には様々な事業を営んでいる方がいらっしゃいます。この記事を読んでピンと来られた方はともかくご連絡ください。宇陀市のこともどんどん情報提供したいです。また移住に関するご相談もございましたら様々な専門家がいるので、気軽にご相談ください。金剛市長には「お試し移住」是非とも実現していただけたらと思います!

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


この記事を書いた人

吉住 泰輔

中学生時代にバセドウ病、23歳で肺に水が溜まる肋膜炎にかかる。26歳で独立するも、36歳で急性肝炎、近年には鎖骨骨折などで度々苦難に見舞われ、その度に夢や目標を中断され泣く泣く療養。

身をもって保険のありがたさ、リスク回避の重要性を体感し「備えあれば何があっても大丈夫」と、安心して夢への挑戦を続けている。