宇陀市長 金剛一智氏と対談|コロナ禍で地方分散のうねりにのる。【前編】

吉住保険コンサルタント代表の吉住です。先日、金剛市長と対談してきました。市役所は事務所から歩いてすぐのところにあるのですが、なかなかお会いする機会がございませんでした。ライオンズクラブの皆さんとずっと応援し続けてきた金剛さん。市長になられてからもう半年が経ち、ようやくお会いしてお話しすることができました。お忙しいところ、時間をいただけて本当に感謝しています。対談では、宇陀の展望についてお話いただきました。コロナの影響で生活スタイルや、人生のあり方について考えておられる方に少しでもこの記事で宇陀市がどんなところかを知っていだだき、参考にしていただけたら幸いです。それでは、どうぞご覧ください。


選択肢の多い「便利な田舎」伸び代あるまち、宇陀市

早速ですが、宇陀市の展望についてお聞かせください。

吉住


金剛市長

はい、宇陀市は4つの個性が溢れていて、期待を持って市長に立候補しました。東の高原地域の中心の街。大和平野と比べて気温が3度低い地域。もともと、4つの村と町の個性がうまく合併したのが宇陀市です。田園風景がありながらも駅前の榛原、隣の大宇陀は城下町、菟田野はのどかな里山、記紀万葉の歴史がある町、室生は龍穴などパワースポットがありますよね。


確かに、室生の龍穴は有名ですもんね~

(龍穴、詳しくは東くんの記事をチェックしてみてください。)

吉住


金剛市長

選択肢が多い「便利な田舎」と言えますね。大阪から車でも電車でも1時間でこれるし。里山の地域が広がってちょうどいいバランス、田舎やけど便利だよ、宇陀に住んで宇陀で働くにも、宇陀で住んで他所で働くにしても、いろんなライフスタイルが選択肢としてあります。


はい。住むもよし、働くもよし、いろんな選択肢があると思います。

吉住


金剛市長

奈良県庁でこれまで勤めて色んな地域をみてきましたが、宇陀ほど「伸び代があるまち」はなくて、農業、林業、子育て、高原地域でのスポーツ(ロードバイク)、緑に囲まれた事業所、観光地域としても取り組み次第ではどんどん広がっていけると考えています。


私も宇陀で保険業を営んで38年以上経っていますが、こんなにも山に囲まれているのに、安全な地域はないかなと思うくらい災害がないんです。若い人が寄っていただいていろんなことチャレンジしてもらったらいいなと思っています。

吉住


金剛市長

そうですね!

大きな自然災害のない高原です。宇陀市では、奈良県で育つ牛4000頭のうち3000頭が生産されています。


そうだったんですね!

吉住


金剛市長

来年は丑年だから、うまく何か仕掛けていきたいと考えています(笑)



「企業の誘致」に汗かいて、「地場産業」を市役所みんなでトップセールス

次に、宇陀市の展望について、どのような取り組みをされる予定でしょうか?

吉住


金剛市長

誇りと活気ある奈良県東部の中心都市、爽やかで美しい関西の高原都市というビジョンに向けて、経済が活発な宇陀市、若い人が住んでいただくにしても働く場所がいる経済的な基盤が持てる地域。名阪国道から15分でこれる大阪、名古屋にも近い。企業の誘致。そのためには、土地利用計画・都市計画をして企業を誘致していきたい。都市計画はまさに市役所がやる仕事。宇陀市は予算がなくても、汗はしっかりかいて企業誘致に努めていきたいです。もちろん、地場産業も。特色のある企業がたくさんあるので、広げていきたいです。そのためには私を含め宇陀市役所みんながセールスマンとなって全国に宇陀の良さを売り込んでいきます。


観光・健康、余暇・老後を楽しむ需要を喚起させる価値創造を展開。関係人口を増やして、賑わいのあるまちへ

金剛市長

駅前の整備、健康、農林畜産、子育て世代や女性高齢者の住みやすい町、賑わいのある宇陀市。成功イメージとしてモデルにしたのは軽井沢。軽井沢は人口2万人ですが、余暇を楽しまれる関係人口が850万人もいらっしゃるようです。里山・高原都市の強みを生かして、軽井沢のように関係人口を増やしたいですね。そのためにスポーツ施設を増やしたり、宇陀市立病院で医療と福祉を一体にする取り組み、「宇陀に来れば健康になれる!」という印象を持ってもらえると嬉しいです。宇陀には美味しい高原野菜やおにくもありますし、薬草のまちでもあります。食を通しての健康。温泉地もあります。身体をリラックスしていただきたい。里山の自然が本当に美しい。人の心を和ませてくれます。宇陀の恵みが、そのまま健康に繋がると考えています。今、ドイツで行われている健康保養地(クアオルト)を参考にしています。


ドイツはクラブチームも多いですもんね。

吉住


金剛市長

いいですね、そうした健康とスポーツを絡めて、宇陀を賑わいのあるまちにしていきます。



「大和高原宇陀ブランド」の確立

金剛市長

室生寺は有名ですよね、あと、又兵衛桜もご存知かもしれません。ところが、宇陀市っていうと、途端に輪郭がぼやけてきますね。どちらも宇陀市にあるのに、宇陀といえば「室生寺」とか、宇陀の見どころは「又兵衛桜」とは、まだまだ遠いように思います。奈良といえば大仏!というふうな感じで、宇陀市をブランド化していきたい。里山の環境、そしてその恵みから生まれる地場産製品、農業・林業・畜産業を「大和高原宇陀ブランド」としてアピールしていきたいと考えています。


いや〜素晴らしいです。私も、どんなふうにこれからまちが賑わうのか、楽しみです!

吉住


金剛市長

いやいや、まだ構想を掲げたばかりで、これからですけれど(苦笑)


情報公開可能な範囲で、現在取り組まれているお仕事の内容をお教えいただけますか?

吉住


金剛市長

市長を務めて半年経ちました。今取り組んでいることは、大きく分けて3つあります。1つ目は、企業誘致のプロモーション。2つ目は、土地利用、都市計画。3つ目は、移住・定住です。これらの分野に専門家を集めプロジェクトチームを立ち上げて、令和3年度からスタートしていきます。


お答えいただきありがとうございます。いまはコロナの影響で計画通りに物事が進まないかと思います。心境をお聞かせいただけますか?

吉住


金剛市長

そうですね〜、一年前には予想もつかなかった状況です。コロナについては、ポジティブに捉えると、大都市の集中から地方へ分散する大きなうねりを感じています。そこで宇陀市は、のどかな里山ということで、ゆったりした空間で安心してテレワークできる環境の良さを感じていただけるかと思います。また、5年計画で、宇陀市全部の小学校にタブレットを供給しようとしていましたが、コロナ対策としてわずか1年足らずで達成しました。


一年足らずで…やはり状況次第ではスピーディに対応できるものなのですね。

吉住


対談の後編をお読みになる方はこちら


この記事を書いた人

吉住 泰輔

中学生時代にバセドウ病、23歳で肺に水が溜まる肋膜炎にかかる。26歳で独立するも、36歳で急性肝炎、近年には鎖骨骨折などで度々苦難に見舞われ、その度に夢や目標を中断され泣く泣く療養。

身をもって保険のありがたさ、リスク回避の重要性を体感し「備えあれば何があっても大丈夫」と、安心して夢への挑戦を続けている。